新日本製鉄株式会社の連結子会社として、鋼材を生産し続ける第一鉄鋼株式会社。最近は世間的に注目されることが少なくなった鉄鋼業だが、興味を抱く若い人は意外と多い。
 一概に鋼材を作っていると言っても、その作り方や、例えば何を作っているのかなどは一般の人々にはわかりにくい。一般的に鋼材(鉄)は「重い・硬い」といったイメージがあるが「軽い・柔らかい」ものもあり、用途によって様々な性質や形状で造られるのだ。
 たとえば「軌条(=電車が走るレール)」。車両の種類によってそのサイズや材質は変わってくるが、トンネル内や湿地帯などでは錆びにくい耐食合金鋼が主に使用されている。安全性が何よりの重要な条件となっているため、製造法や形状、寸法は非常に厳しく規定されており、振動や衝撃を少なくするための工夫がなされている。
 「外輪」は鉄道車両の台車に組み込まれており、輪の外周を包むように取り付けられた鋼製の輪のことを言う。車輪の磨耗を防ぐなどの役割を果たしている。
 「薄板」は、日本の経済成長を引っ張ってきた自動車業界と家電業界を陰で支える存在だった。社会生活に豊かさを与えた鋼材は自動車、家電を支え、大きく伸び、変圧器や発電機で特性を発揮するなど、非常に重要な役割を担ってきたのだ。
 鉄鋼業界と聞くと想像がしづらいかもしれないが、現代でも人の生活に密接に関わる重要な産業であることは間違いない。

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{2011年7月20日} {Tags: }